Chapter 1 色の効用
色の効用
from カラーコーディネータ
イメージを呼び起こす色の働き
企業のマーク、看板、パッケージなどを見ると読みやすく目立つような色にサれているだけでなく、商品のイメージ、企業の考え方などをわかりやすく伝わる表現のための色が使われている。
色にはものを連想させたり、概念を象徴させる働きがある。
(赤いものならりんご、血液など)
(赤ちゃんの産着にはベビーピンクなど)
識別性...文字や形だけでなく、色によって直感的に理解できるようにはたらく色の特性。
色の違いで気分が変わる
色が人の心に与える影響
好む色に人は集まり、嫌いな色は黙って逃げる。
女性は赤、赤紫、紫を好む傾向が強く、男性は青を好む傾向が強い。
男性は好みの範囲が狭いが、女性は多様な色を好む傾向がある。
色の好みは加齢とともに変化する傾向がある。
低年齢では現職長の鮮やかな色、明るい色が好まれる。
加齢とともに、グレイナッシュな色や暗い色への好みが増す。
カレーや牛肉が青色だったら誰も好まない。
色にはプラスとマイナスのイメージがある
良いイメージを最大限に使う
色には、もの連想させたり、概念を象徴したりしながら、様々なイメージを与えてくれる。
色の基礎事項
色が見えるためには光・物・眼の3つが必要。食べ物や家具、車など、物が持つ色を物体色という。
ネオンサイン、電球、太陽などが発する光が持つ色を光源色という。
光の中に色がある。光の反射や透過で物体色になる
太陽の光、照明などの二以上で使われている光は白色であり、白色光という。
ニュートンによると、白色に見えている光は虹の7色すべての色が混ざっている事が判明した。
トマト、りんごなどの赤は、白色光の中の赤い光のみを反射することで赤く見える。
ワインなどの透過物体の場合は反射ではなく透過することで赤に見える。
光は電磁波である。テレビやラジオにも電磁波を使っているが、「電波」と呼び、光と区別している。
光は目に見える電磁波であり、可視光線という。
光の波長はおよそ380mm(紫)~780mm(赤)である。虹の7色で波長によって変化する。
日陰よりも直射日光のほうが黄色っぽい光→黄色や赤の成分が多いから!
電球とLEDでも色が違う。これも光の成分によるもの
物の色をピタリと揃えるには
ユニフォームなどの統一されるべき色は、揃えるために、色の値をしっかりきめること。
色を計測するために使用する光を標準イルミナントという。(D65)
色は眼の特性によっても変化する。そのため、目の特性にも国際的に決められた値がある。
このような眼の特性値を持つ仮想観測者を標準観測者という。
色の値があることで、どこに持っていっても共通の色が作れる。
物の色を記録する方法。
物の色は時間で変色したりするが、色の計測値は文字や数値の情報として記録できる。
正倉院が建築された8世紀当時に数値で記録する方法があれば、現代になっても当時の色を再現できたかもしれない。
色を記録する方法。
1,色名による方法
2,色の三属性(色相、明度、彩度)による方法(HSB)
3,光の三原色(赤・青・緑)で様々な色が作り出せる原理を使う方法(RGB)
1...数百色程度
2...数千色
3...数万色
table:表示事例
色名 色の三属性 光の三原色
茜色 4R3.5/11 X=15.74 Y=8.78 Z=5.02
紺色 6PB2.5/4 X=4.75 Y=4.5 Z=10.66
色の見えは、心理的現象にも影響される
色の値が決まっていても、それがいつも同じ色に見えるとは限らない。
色の心理的現象
対比効果
同化効果
面積効果
色の恒常性
色は物理と心理で見えている
物理的現象と心理的現象について理解する必要がある。
色が合わないときは原因探しをこの2点から行う。
売れる色は生活環境と心が生み出す
同じ商品も、色の違いで売れ行きが変わる。
時代によっても異なる。
色の調和は、こことよく美しいという勘定を抱かせる。
古代より多くの色彩調和論が考えられてきたが、調和感は時代、地域、性別等によって異なる。
「これしかない」というような決定的な理論は出来上がっていない。
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